インターネット回線が切れた籾井氏に代わり、今回はワタクシ、いとうが筆をとります「活字から遠く離れて」。
文章を書くのはわりと好きなんですが、読むのは如何せん苦手であって、今まで読んだ本はおそらく20冊前後(村上龍とかベタどころ)なのです。それも、どうも流し読みで、なのだよ。
そんな中、唯一まともに読んだのが、ウエモトメグミの「キンキィ・ベイベェ」。かのリトルモア出版です。そこで、今回は「キンキィ・ベイベェ」に焦点をあててみようと思う。
これは短編を5篇ほど列ねており、内容は「刹那的なまでにセクシーでスタイリッシュに決めるブラック・ミュージック風味の新小説」らしいのですが、人に聞いた話によると、カテゴライズするなら山田詠美だとか。僕はその山田詠美すら読んだことがないので、何とも言えず終いです。
話はそれますが、リトルモアがちょっと前に「FOIL」を出版しましたね。日本初のヴィジュアル誌、フォイル。ざっと立ち読みしたのですが、かなりパンチありますよ。実際、ずっしり重たいですし。vol.1は奈良美智×川内倫子。旬ですなぁ。
で、本編に戻りますよ、キンキィ・ベイベェ。
読んですぐに思ったのが、あぁ、この人男性を書くのが上手だな、と。いや、それだけ男性は単純なのか、とも。ダメ男をしっかりと克明に書いてるのですよ。町田康とは別の角度で。何と言うか、自分ごとのように痛くなります、この本読むと。
あとは、やはりラストのくだりが印象的。凛としている、というか、スパッと切れてる、というか。あぁこの「活字から遠く離れて」は、国語が弱い僕には不得手な分野なのかもしれない。
それで、先にも書きましたが、「キンキィ・ベイベェ」には短編が5篇ほど掲載されてあります。これ、悪く言えば、確かに似たり寄ったりな感じは否めません。ただ、どのジャンルの作品もそういうものであるので特に追求はしませんが。(「小沢建二って、曲全部同じじゃん!」と同等)
そういう訳で「リトルモア」「山田詠美」「町田康」でピンと来る人で且つ「あぁそっち系か」と何ちゃってぶらない人にはオススメなのかもしれません。雨が降り始めのアスファルトの匂いは情緒を一時的に狂わせるのですが。